妊娠が発覚した7週 から少しずつ吐き気やだるさがあり、9週目に入る頃には固形物は何も口にできなくなりました
またちょうど8月という猛暑の時期だったため、容易に脱水となり動けなくなってしまいました
ところでつわりの何が怖いのでしょうか
- 赤ちゃんに栄養がまわらないから?
- 胎盤が正常に作られないから?
お腹の赤ちゃんや赤ちゃんを育てるための臓器に影響するのかと思われがちですが違います。
悪阻で危険となるのは赤ちゃんではなくお母さんなのです。
悪阻で脱水症になると、体が怠いだけでなく進行すると脳に血液がまわらなくなることで意識障害が生じたり、
電解質の以上から痙攣や麻痺なども出てくる危険性があります。
血圧も下がりますので、命の危険がないとは言い切れないのです。
私も初めて知ったのですが、妊娠の初期には赤ちゃんはお弁当箱を一緒に持ってお腹の中に誕生します
そして、お母さんからの栄養が足らなければそのお弁当から食べていくそうです。ちっちゃなちっちゃな赤ちゃんにとって十分な栄養がそのお弁当にはつまっているのです。
そのため、「赤ちゃんに栄養がまわらない」と言うのはよくある相談にも関わらず、全くお門違いの心配なんだそうです。
また胎盤が正常にできないのでは?という疑問についてですが、つわりを生じさせれホルモンは妊娠初期に急成長する胎盤から出ると言われています。
つまり、つわりは胎盤は正常に作られている証拠なのです。
前置きが長くなりましたが私の場合、ついに固形物が食べられなくなり・・・
9週目の半ばにフラフラになりながら病院に行くと悪阻により重度の脱水症と診断され入院することになりました
入院直後、産婦人科病棟の看護師さんに開口一発言われたことは
「もう食べることなんて考えなくていいのよー。良かったわねー^ ^」でした
そのあとに体の水分と電解質を確保する点滴が始まり、上に書いてあることを説明され、納得したのですが最初は夫と共に呆気にとられました。
ただ、「もう食べなくていい。」という言葉には本当に救われました。
自分のためにしろ、赤ちゃんのためにしろその時は食事が何よりもの苦痛でした。
それにも関わらず、周りには「少しでも食べないと」と声をかけられ自分でも食べないといけないと追い込んでいました
今考えると相当なストレスで、それがつわりをさらに悪化させていた可能性もあります
そんなストレスから解放されたおかげか入院してからは日に日に症状は楽になっていきました。
初めての妊娠は右も左も分からず、「つわりぐらいで根をあげていてはダメだ」と自分を追い込んでいる妊婦さんも多いはずですが、声を大にして言えます。
食べられなければ食べなくていいんです‼︎
脱水が重症化する前に病院に行って点滴をしてもらいましょう。
それだけで随分ラクになりますし、それでも悪化したり続くようなら入院したい旨を伝える勇気も必要です。
健全な妊娠の経過を辿るために、時には医療機関を頼るのも大切だと私は思います。